
今宵、魔界への扉が開こうとしています。

ジェニー魔女「ハロウィンのお菓子ができましたよ~。あらメイク中でしたか」
ミツキ魔女「聞いてちょうだい、ついに魔法メイクに成功したわ」
ジェニー「魔界に来たのはミツキ先輩が先でも人間年齢は15歳ですものね。メイクしないとまるっきり子供…」
魔界に来た時点で不老不死となり成長も老化も止まるのです。ちなみにジェニーは人間年齢17歳です。

ミツキ「か、数えなら16よ16。あーあ、モーティシア様みたいな威厳と貫禄が欲しいわ」
ジェニー「そういえば私、魔界に来て100年以上になりますけどモーティシア様のことほとんど知らないんですよね」
ミツキ「私も詳しくは知らないけど中世ヨーロッパ某国の領主の娘らしいわ」
ジェニー「何とも大雑把な設定…いえ謎めいた過去ですね」

ミツキ「ある日、領地内の森で何か怪しげな…じゃなくて薬草の研究をしていたらこの世界に迷い込んだとか何とか」
ジェニー「あ~、モーティシア様らしいというか何というか…」

ミツキ「ところで…ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ食べてみていいかしらね」
ジェニー「そうですね、超超超ちょっとだけなら…」
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