
皆様こんばんは。
私の住む港町に伝わる幽霊船の伝説をご存知ですか?

昔々のお話です。10月最後の夜、港に停泊中の海賊船に一人の娘が乗り込みました。

船員「だ、誰だお前」
娘「悪い人たちに追われているのです。どうかお助けを」
どうしようかな、結構美人だしな…と迷っているうちに船は出航しました。

船長「馬鹿者、その娘は巷を震え上がらせている稀代の極悪人だ」
船員「じゃ、じゃあ悪い人たちって…」
(彼女にとって都合の)悪い人たち=早い話が警察ですね。

しかし船長の妹と妙に気が合ってしまったためどこかで下船させることもままならず、ついに船は乗っ取られてしまいました。

極悪人を乗せた船は長い時を経た今でも魔界と人間界の狭間の海を永遠に彷徨い続け、こうしてハロウィンの夜に一瞬だけその姿を見せるのです。
ちなみに一同は魔界の影響で不老不死となり、哀れな船員は極悪娘にこき使われる毎日だとか。
では皆様、カオスな夜をお楽しみください。
Happy Halloween!
30日の記事への拍手ありがとうございました。